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糖尿病で気をつける「低血糖」


糖尿病は、血液中の糖分量をコントロールするインスリンの量や作用が不足して、高血糖状態が続く病気です。
インスリンはすい蔵で作られるホルモンで、血糖値を調整する働きがあります。
通常、食事によって血液中のブドウ糖が増えると、すい臓からインスリンが分泌され、その働きによってブドウ糖は筋肉などへ送り込まれて、エネルギーとして利用されます。
しかし、インスリンの働きが低下すると、しだいに高血糖状態が続くようになります。

この高血糖状態を治すのが糖尿病の治療ですが、その際、血糖値を下げるために、飲み薬やインスリン注射などを使って、外部からインスリンを補う場合もあります。
糖尿病の患者さんの体内で不足しているインスリンを注射などで補う治療法を「インスリン療法」といいますが、インスリン療法中は、特に「低血糖」に注意する必要があります。
低血糖とは血糖値が正常範囲以下にまで下がった状態のことをいいます。
糖は体や脳を働かせための重要なエネルギー源ですから、血糖が低すぎると低血糖を生じてきます。

低血糖になると、脱力感、手足の震え、冷や汗、体のふるえ、吐き気、動悸などが起こります。
その他にも、体がだるい、生あくび、眼の焦点が合わない、頭重感、考えがまとまらない、おかしな行動、性格の変化、急に腹が立つなどの症状がでる場合もあります。
ひどい場合には、痙攣を起こしたり、意識障害を起こして昏睡してしまうこともあります。

低血糖は、初期症状が起きた時にきちんと対処すれば回復します。
・症状を感じたら、すぐにブドウ糖(5〜10g)、ブドウ糖を含む清涼飲料水(150〜200ml)、砂糖(10〜20g)などのいずれかを摂り、安静にします。
・車を運転している場合は、すぐ車を止めて対処します。
・普通は15〜20分で症状が治まりますので、症状が治まったら、すぐに食事をするか、糖分の多い食品を摂ります。

低血糖症状があらわれた時には、いつあらわれたかを覚えておき、医師とよく相談することが必要です。
また、低血糖の症状や対処法について、家族や友人、職場の人など周囲の人たちにも知ってもらっておくことも大事です。

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